@article{oai:meigaku.repo.nii.ac.jp:00001206, author = {大川, 玲子}, issue = {35}, journal = {明治学院大学国際学研究 = Meiji Gakuin review International & regional studies}, month = {Mar}, note = {本稿は,アフリカ系アメリカ人女性で,イスラームに改宗したA.ワドゥード(1952 年生)のクルアーン (コーラン)解釈書『クルアーンと女性』に焦点を当て,クルアーン解釈史という文脈でその意義を問う ものである。 本解釈書はその解釈方法論を,パキスタン出身でアメリカの学会で大きな影響力を持ったF.ラフマーン (1988 年没)の「二重運動理論」によっている。だが実際にはこの理論のみではワドゥードの解釈は成立 できなかったと考えられる。ワドゥードは「前提テクスト」という概念を導入することで,現実のジェン ダー問題の解決策をクルアーンに求めることを試みた。このことから,ラフマーンの「二重運動理論」が 実際にクルアーン解釈を行うには抽象的すぎ,ワドゥードの「前提テクスト」概念の導入によって,これ まで回避されてきた「個人的見解」の明白な肯定がなされることで,新しいクルアーン解釈が可能となっ たことが明らかになった。, Article}, pages = {35--52}, title = {アミーナ・ワドゥードのクルアーン(コーラン)解釈方法論―ファズルル・ラフマーン理論の継承と発展―}, year = {2009} }