@article{oai:meigaku.repo.nii.ac.jp:00001222, author = {岡部, 光明 and OKABE, Mitsuaki}, journal = {明治学院大学国際学研究 = Meiji Gakuin review International & regional studies}, month = {Mar}, note = {為替相場の変動が貿易収支を所期の方向に変化させるには,輸出入の価格弾力性が一定の条件(マーシャル=ラーナー条件)を満たす必要があることが従来から知られている。しかし,その条件は比較的強い前提があってはじめて適用可能なものであるにもかかわらず,従来の研究や政策論議ではその点に十分な配慮がなされていない。本稿では,より一般的な環境を前提にしたモデルを設定してその問題を分析した。その結果(1)従来のマーシャル=ラーナー条件を一つの特殊ケースとして含む一般化されたマーシャル=ラーナー条件を理論的に導出できること,(2)短期的には長期的効果と逆の効果を持つ現象(いわゆるJ-カーブ効果)もこのモデルによって導出できること,を示した。そしてそれらの結果は(3)日本のかつての円高局面の現実を整合的に説明できること,(4)政策的にも意義深いこと(国際収支は自国通貨建てで表示するのが適当である),などを主張した。, Article, 【論文/Article】}, pages = {19--33}, title = {為替相場の変動と貿易収支:マーシャル=ラーナー条件の一般化とJ-カーブ効果の統合}, volume = {39}, year = {2011} }