@article{oai:meigaku.repo.nii.ac.jp:00001270, author = {岡部, 光明}, journal = {明治学院大学国際学研究 = Meiji Gakuin review International & regional studies}, month = {Mar}, note = {本稿は,幸せ(happiness)に関して比較的最近国内で刊行された3 つの書物,すなわち(a)経済学者による書物(橘木,2013),(b)文化人類学者による書物(辻,2008),(c)宗教思想家による書物(高橋,2011c)を取り上げることを通じて,個人にとっての幸せだけでなく,その社会との関連を一つの視点として加えつつ考察を行ったものである。その結果,次のことを主張した:(1)幸せを捉える場合,経済学では書物(a)に見られるように伝統的に個人の幸せ(特に所得や消費)が中心になる一方,文化人類学(b)では経済的な豊かさ追求がむしろ不幸せをもたらしているという認識がなされている。(2)書物(c)では個人レベルでのすがすがしい生き方という意味での幸せ(ミクロ)と社会としての幸せないし発展(マクロ)の双方が同時に達成されるという思想がその実践方法とともに説かれており,その点で先端性がある。(3)書物(c)の主張は論理的に明快であるうえ多くの個人による実践事例から有効性が確認されており,今後その思想が広まれば日本が抱える各種社会問題の解決に資する可能性がある。, Article, 【研究メモ/Research Memorandum】}, pages = {65--89}, title = {個人の「幸せ」は社会とどう関連するか}, volume = {45}, year = {2014} }