@misc{oai:meigaku.repo.nii.ac.jp:00002903, author = {岡部, 光明}, month = {2019-04-04}, note = {本稿は、日本におけるコーポレート・ガバナンス(企業統括)を歴史的に振り返るとともに、その現状を評価し、さらに望ましいガバナンスの仕組みを考察したものである。主要論点は次のとおり:(1)企業とそのガバナンスのあり方は、一国の金融・経済の特徴と表裏一体である(大別すると英米型と日本ドイツ型がある)、(2)日本企業のガバナンスは、外国人による日本企業株式の保有増大などから英米型の色彩が加わってきている、(3)企業統括に際しては、従来、株主(あるいはその代理人である取締役)による監視、あるいは法令の遵守(コンプライアンス)という観点が中心であった、(4)これに対して関係者のインテグリティ(integrity:一貫性、道徳性、説明責任)強化による対応も検討の余地がある、(5)それはあくまで補完的手段にとどまる面はあるが、インテグリティは国際性のある概念であり、また日本社会全般をより良い方向(透明性、信頼性、公平性、効率性、安定性の向上)に向かわせるうえでも重要な視点なので、企業ガバナンスにおいても今後重視する必要がある。, 【研究ノート】}, title = {企業と組織の良いガバナンス―コンプライアンスよりもインテグリティ―}, year = {} }