@article{oai:meigaku.repo.nii.ac.jp:00003140, author = {岡部, 光明}, journal = {明治学院大学国際学研究 = Meiji Gakuin review International & regional studies}, month = {Oct}, note = {現代の経済においては,有形の財よりも無形のサービスの生産が圧倒的に重要な位置を占めている。こうした現代経済の実体を的確に分析するため,アメリカにおいて15~16年前に「サービスに重点を置く社会観」(service-dominant logic:SDL)という研究視点が提案され,その研究が急速に広がっている。本稿では,サービスとは何かを考えるとともに,そうした新しいサービス論の特徴を整理する。そして,それは既存の社会科学を統合する道を拓く要素を持つことを明らかにする。主な論点は次のとおり:(1)財とサービスは市場価値という点では同等であるが,後者は無形性,貯蔵不可能性,対人性,個別注文性など財にはない特徴を持つ,(2)このため財の理解とは全く異なるSDLという新しい視点が提示された、(3)そこでは経済の中心は財でなくサービスであり顧客はそれを相手と共創(co-creation)するという視点で理解される,(4)そこに含まれる要素は社会を二部門(市場・政府)モデルでなく三部門(市場・政府・コミュニティ)モデルで捉えることの妥当性を補強している。, Article, 【研究メモ/Research Memorandum】}, pages = {31--46}, title = {サービスに重点を置く社会観(SDL):その特徴,そして社会科学を統合させる可能性}, volume = {55}, year = {2019} }